ｓｋｍｍあいすこーひー。

「近所にコーヒー豆も売ってるっぽい喫茶店あるよ」

と聞きつけて、最近水出しアイスコーヒーで消費量マッハなこともあって、近場でうまい豆が気軽に安価で手に入るところがあるなら行きつけにしてもいいなと行ってみることにした。

水出しといってもいつぞや書いたこんなりっぱなやつではなくて、1000～1500えんくらいのやつをもらったこともあってこの夏なかなかの稼働率を誇ってるんだけど、とにかく豆の消費量がやばい。
どれぐらいやばいかっていうと、普段左のリンクから頼んでるとこの豆が100g+おまけ入りで、それが2回分でほぼなくなるコスパの悪さが再注文の手間的にやばい；
毎回キッチリ100gじゃなくてちょろっとおまけしてもらえるからアイス2回＋(アイス3回つくれないから)ホット1回半くらいでなくなる計算かな。
これがホットのみだと5～6回分なのでだいたい倍のペースで消滅してく。

自宅でコーヒーを飲むのは1日1回。
ホットコーヒーなら基本週に1袋消化で、時々追加注文する分を入れても月6袋程度だったのが、倍のペースでなくなってくのはつらいわｗ
しかもその日の気分で室温33度でも今日はホットだな＾＾的なことがあって消費量は一定じゃないし、なによりいま頼んでる店に新商品が入るペース＝いまあるラインナップをリピート込みで飲みつくすペースがちょうどつりあってるからあんまりペースを上げたくない。

そんな感じでコーヒー豆やさんを新規開拓しつつ、コスパのわるいアイスコーヒーをガブ飲みしたいなぁとあちこちで言って歩いてるからこの話もどこかでしたかもしれない。
なかなかねー焙煎してる店でもうまいところって少ないんだよね。
焙煎したてを売ってくれるところならいいんだけど、ある程度店頭に置いててしかもそれがいつ焙煎されたのかわからん＝明示してないところがほとんどだからね。

コー ヒー豆も生鮮品だから、焙煎したてから時間が経つにつれてどんどん変化していって、だいたい1週間までは純粋な劣化ではない(バナナは腐りかけがうまい理論)毎日の変化がたのしめるんだけど、だいたい10日～2週間くらいで明らかに香りが飛んでうまみが抜けてく。
スーパーで売ってるすでに袋詰めされてるやつはカップめんみたいなもんで、まずくはないけどそれなり・日持ちするのが売り。みたいな。
さらに脱線するけど、すでに挽いてある状態で売ってるものはお湯を注いだ状態で陳列してるかっぷめんみたいなもんだから、それを買うくらいならインスタントのがマシだ。

つまり、豆粒＞インスタント＞粉状
　　　　　別枠で自家焙煎厨　　こんな感じ。

新鮮さを見分けるのはかんたん。挽いた豆にお湯なり水なりを注いでみればわかる。
新鮮であればあるほど水を注いだそばから粒状の豆が噴火するようにふくらんでいくし、古いものは砂利にまいた水のごとくスルーされる。
これは熱湯でも冷水でも変わらない。


そしてホットとアイス(水出し)の最大の違いは、水出しのほうが軽くなる点。
熱湯だと湯気とともに激しく漂ってくる香りも水出しだとかなり弱くなるし、舌で味わう部分も訴えかけてくるものがかなり弱まる。「煮出す」って言葉があるくらいだしね。それがないぶん弱い。
しかし数万する滴下型のものなら極上の仕上がりらしいが・・・誰か買って；

なので基本的に「アイスコーヒー＝深煎りデフォ」なのは飲んでみればわかる。
浅煎りだと軽すぎて酸味がキツく感じたり味がぼやけて薄く感じたりする。
もし店頭で迷ったときは、「アイスコーヒー用のブレンド(安いが無難)」にするか、単一品種なら深煎りマッハなもの(フレンチとかイタリアンロースト。少々高い)を選べばまちがいない。
さらに焙煎日時も聞ければより状態のいいものが手に入る。
需要予測見誤ったあまりもの押し付けられるのはカンベンだしな。
地元で最強の店は「注文してから焙煎＋待ち時間に飲ませてくれる」ところなんだけど微妙に遠い；

←のリンクの店だと、アイスコーヒーにしてもまちがいないのは、
・ケニアマサイ：フレンチ
・タンザニア：フレンチ
・マンデリンG-1トバコ：フルシティ
この3つ。
深入りに耐えられるタフさは水出し＋冷蔵庫で冷やされてもへこたれない。



さてたいへんまわりくどい前フリから立ち戻るのは冒頭で出てきた喫茶店兼豆屋。
店構えは古くてマスターもいい感じに歳食ってて、店内は若干薄暗くていかにもマニア向けっぽい。
置いてある種類も少ないし、店内にコーヒー豆の麻袋が転がってたり焙煎室が見えてたりと雰囲気がある。客が1組しかいないのもなんかそれっぽい。
ほんの数種類で何を迷うことがあるのか、若干高めの値段にひるみつつ選んだのはグァテマラ。
しかしオレはこの時点ですでに負けていた・・・。

家に着いて中身を見ると、深煎りのまっくろじゃなくてどうみても茶色の浅煎り；
そら中米のグァテマラっつったら普通浅煎りだわな・・・どうして選んだし・・・。
とおもいつつ袋の中身のにおいをかいで・・アレ？なんかあんまにおいしないぞ・・・。

まぁ飲めないわけじゃないしいちおー作ってみるかと盛大にミルにブチ込んでゴリゴリしようとしたら・・・ん？なんかハンドルが回らんぞｗ
なんでこんなかったいの？ｗ
しかもひき心地は時々一粒だけミルに残ってるシケった豆そのもの。それがすべてにｗ
はー？まさかこれ超絶シケシケなやつを店頭に並べっぱなん？ありえへんやろｗｗ実はできあがったら酸味はつよいけどうまいこーひーになるっていってよ！ってかんじでした。



待つこと(待ってないけど)8h。
いやもうちょい待つかとさらに1h置いて取り出してみる。
麦茶に近い茶色の液体。うまそうには見えない。
香りは・・・深煎りのものでもたいしてしなくなるのが、こいつはどうもしけったにおいがする；
いやーいくらなんでもシケシケってこたないやろーｗ飲んでみたらビビるでｗ

と軽く現実逃避しながらカップに注いで再度香りを・・・シケってそうだな；
疑ってばっかでもくどいし意を決してずびびっと一口すすった。






あかんこれシケっとるわｗ






初めて飲んだコーヒーがコレなら

ガチで一生飲まなくなる味してるｗ






結局ホットにしてもシケシケ味から抜け出すことはできなくて、「フライパンで煎ったら？」との話も無視して、アイスコーヒーつくるときに3割くらいよぶんに豆つっこんでむりやり消費した；

焙煎日時を聞かなかったオレがわるいんか知らんけどこれは品質管理ってレベルじゃねーぞｗ
どれ買ってもこの程度なんだろなと諦めの境地に一瞬でたどりつく、クレームつける気すらうせるシケ豆アイスコーヒー。
このハズレっぷりはド田舎の街道沿いにぽつーんとたってるクソまずいラーメン屋そのものだ。
シケってガッチガチに硬くなった豆でミル壊れるかとおもった；

しかもいつもの店よりたけーしｗこれならネット注文するわまたね。